ビタミンEは脂溶性ビタミンの一つで、α(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)、δ(デルタ)の4種のトコフェロールと、同じく4種のトコトリエノールの合計8種類の化合物の総称です。その中でも最もその作用の強いのはα(アルファ)-トコフェロールで、このα-トコフェロール量(mg)をビタミンEとしています。
ビタミンEの働き
脂溶性ビタミン*であるビタミンEは、脂質とともに体内に吸収されます。抗酸化作用が非常に強く、体内の脂質の酸化を防いで体を守る働きがあります。過酸化脂質の生成を抑制し、血管を健康に保つほか、血液中のLDLコレステロールの酸化による動脈硬化などの生活習慣病を予防することが期待されています。
*脂溶性ビタミンとは油に溶けやすいビタミンで、水に溶けないため尿として排出されることがなく、体内では脂肪組織や肝臓等に貯蔵され、毎日少しずつ体内で消費されていきます。
*LDLとはLow Density Lipoprotein(低比重リポ蛋白)のことであり、リポ蛋白の中でも細胞などに取り込まれやすい脂肪の形です。LDLの量が多いと動脈硬化を起こしやすくなることから、LDLコレステロールは悪玉コレステロールと呼ばれています。
ビタミンEを多く含む食品
ビタミンEはアーモンドなどのナッツ類や、植物油、うなぎ、たらこをはじめとした魚介類、大豆、穀類、野菜では、ほうれん草やかぼちゃなどに多く含まれています。
インスタグラムにビタミンEを含む食材を利用した料理が紹介されていました。
ビタミンEの摂取目安量
食事摂取基準ではα-トコフェロールの目安量で1日に必要なビタミンE量を示しており、これによると成人の1日当たりの摂取目安量は6.0~6.5mgとなっています。また、1日当たりの耐用上限量は、
18~29歳の男性で800mg、女性で650mg
30~49歳の男性で900mg、女性で700mg
50~69歳の男性で850mg、女性で700mg
70歳以上の男性で750mg、女性で650mg
と定めています。
ここで目安量とは一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、目安量以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどないものであり耐容上限量とは過剰摂取による健康障害を未然に防ぐ量を言います。
また、ビタミンEは栄養機能食品としても表示許可されています。その許可要件として1日あたりの上限値は150mgで下限値は2.4mgとなっています。
ビタミンEの抗酸化力は同じく抗酸化力をもつビタミンCと同時に摂取するとより効果が期待できますので過剰摂取に至らない範囲内でサプリメントを上手に利用してみてはいかがでしょうか。
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